海外VPS 7社徹底比較【2026年版】日本から使えるおすすめ海外VPSと国内VPSとの違い

サーバー・インフラ

🌏 なぜ海外VPSを検討するのか?

国内VPSだけでなく、海外VPSにも目を向けると選択肢が大きく広がります。永久無料枠・圧倒的なAPI対応・グローバル展開など、国内VPSにはない魅力を持つサービスが多数あります。

この記事では、日本リージョンがある海外VPS 5社を中心に、料金・API・特徴を徹底比較。国内VPSとの違いや、どんなケースで海外VPSを選ぶべきかも解説します。

🔄 海外VPSと国内VPSの違い

項目 海外VPS 国内VPS
💰 料金 USD/EUR建て。為替で変動 日本円固定
🔌 API ほぼ全社充実。Terraform対応が標準 対応はConoHa・さくら・Indigoなど一部
🗣️ サポート言語 基本英語のみ 日本語対応
💳 支払い方法 クレカ・PayPalが中心 クレカ・コンビニ・銀行振込など多様
🌍 リージョン 世界中に展開 日本国内のみ
🆓 無料枠 Oracle Cloud等で永久無料あり 基本なし(お試し程度)
📜 法的管轄 海外法準拠の場合あり。データ所在地に注意 日本法準拠

📋 比較対象の5社+番外編2社

メイン(日本リージョンあり)

番外編(日本リージョンなし)

  • DigitalOcean(最寄り:シンガポール)
  • 🟥 Hetzner(最寄り:シンガポール)

⚡ 一目でわかる比較一覧

項目 Vultr Linode Lightsail Google Cloud Oracle Cloud
💰 最安月額 $2.50(約375円) $5(約750円) $3.50(約525円) 〜$5.50(約825円) 無料
🗾 日本DC 東京・大阪 東京 東京 東京・大阪 東京・大阪
⏱️ 課金単位 時間 月(時間按分) 時間
🔌 API ◎(AWS連携) ◎(GCP連携)
🗣️ 日本語サポート × × ○(有料) ○(有料)
🆓 無料枠 なし $100クレジット 3ヶ月無料 米国のみ 永久無料

🔍 各サービス詳細レビュー

🔵 1. Vultr

米国発のクラウドVPS。東京・大阪の2拠点を持ち、海外VPSの中では日本向けに最も使いやすいサービスの一つです。

料金プラン

プラン vCPU メモリ SSD 転送量 月額 円換算
Regular 1コア 512MB 10GB 0.5TB $2.50 約375円
Regular 1コア 1GB 25GB 1TB $5 約750円
High Perf 1コア 1GB 25GB NVMe 1TB $6 約900円
High Perf 2コア 2GB 50GB NVMe 2TB $12 約1,800円

🔌 API対応

RESTful API v2を完備。全機能をAPIで操作可能。Terraform、CLI、Go SDKに対応しています。

✅ メリット

  • $2.50〜と海外VPS最安クラス
  • 東京・大阪の2拠点
  • デプロイが非常に高速
  • 時間課金で柔軟
  • Bare Metal・GPU対応

⚠️ デメリット

  • 日本語サポートなし
  • USD建て(為替変動あり)

🟢 2. Linode / Akamai

2022年にAkamaiが買収。CDNとの統合が強みで、コンテンツ配信を重視するサービスに適しています。

料金プラン

プラン vCPU メモリ SSD 転送量 月額 円換算
Shared 1コア 1GB 25GB 1TB $5 約750円
Shared 1コア 2GB 50GB 2TB $12 約1,800円
Dedicated 1コア 4GB 80GB 4TB $36 約5,400円

🔌 API対応

RESTful API完備。Terraform、CLI、Python/Go SDKに対応。

✅ メリット

  • Akamai CDN統合
  • 転送量プール制(全インスタンスで共有)
  • 新規$100クレジットあり
  • 定額で予測しやすい料金

⚠️ デメリット

  • 日本語サポートなし
  • 最安$5〜でVultrより高め

🟠 3. AWS Lightsail

AWSの簡易版VPS。AWSの巨大エコシステムへの入口として、将来的なスケールアップを見据えた選択肢です。

料金プラン

プラン vCPU メモリ SSD 転送量 月額 円換算
最小 2コア 512MB 20GB 1TB $3.50 約525円
標準 2コア 1GB 40GB 2TB $5 約750円
中間 2コア 2GB 60GB 3TB $12 約1,800円
上位 2コア 4GB 80GB 4TB $20 約3,000円

🔌 API対応

AWS SDK/CLI完備。VPC PeeringでEC2・RDS・S3などAWSサービスと直接接続可能です。

✅ メリット

  • AWSサービスとシームレスに連携
  • 3ヶ月無料枠あり
  • 日本語サポートあり(有料)
  • 固定料金で分かりやすい

⚠️ デメリット

  • 超過帯域幅が東京は$0.14/GBと高い
  • Lightsail単体では機能が限定的

🔴 4. Google Cloud Compute Engine

Googleのクラウド基盤。秒単位課金と継続利用割引(SUD)が特徴です。

料金プラン(東京リージョン)

マシンタイプ vCPU メモリ 月額目安 円換算
e2-micro 0.25 1GB 〜$5.50(SUD適用) 約825円
e2-small 0.5 2GB 〜$15 約2,250円
e2-medium 1 4GB 〜$30 約4,500円

※ ストレージ・ネットワーク料金は別途。無料枠のe2-microは米国リージョン限定で東京は対象外。

✅ メリット

  • GCPの全サービスと統合
  • 秒単位課金で無駄がない
  • 継続利用割引が自動適用
  • 日本語サポートあり(有料)
  • 東京・大阪の2拠点

⚠️ デメリット

  • 料金体系が複雑(総額が読みにくい)
  • VPS用途としてはコスパが低い
  • 無料枠は東京では使えない

🟤 5. Oracle Cloud

海外VPSの中で最強の無料枠を提供。ARM 4コア24GBメモリが永久無料という破格のサービスです。

Always Free(永久無料)枠

タイプ スペック ストレージ 転送量 料金
AMD Micro VM ×2 各1/8 OCPU, 1GB RAM 合計200GB 10TB/月 永久無料
ARM Ampere A1 最大4コア, 24GB RAM 合計200GB 10TB/月 永久無料

💡 ARM Ampere A1の4コア24GBは、国内VPSなら月額1万円以上のスペックに相当します。

✅ メリット

  • ARM 4コア24GBが永久無料
  • 東京・大阪の2拠点
  • 10TB/月の転送量
  • 日本語サポートあり
  • APIも充実

⚠️ デメリット

  • ARM A1は東京で常に在庫不足(取得困難)
  • 取得にはスクリプトによる自動リトライが実質必須
  • 無料枠はコミュニティサポートのみ

💹 国内VPSとのコスト比較(2GBメモリ帯)

同スペック帯で国内VPSと海外VPSの月額を比較してみましょう(1USD=150円換算)。

サービス 種別 月額 備考
🟤 Oracle Cloud 海外 無料 ARM 4コア24GB永久無料(在庫問題あり)
🔵 Vultr 海外 約1,800円($12) High Performance 2GB
🟢 Linode 海外 約1,800円($12) Shared 2GB
🟠 AWS Lightsail 海外 約1,800円($12) 2GB / 3TB転送
🟦 KAGOYA CLOUD 国内 770円 2GB / 日額課金
🟢 WebARENA Indigo 国内 814円 2GB / 時間課金
🟠 ConoHa VPS 国内 1,133円 2GB / 時間課金
🟧 Xserver VPS 国内 1,496円 2GB / NVMe SSD
🔴 Google Cloud 海外 約2,250円(〜$15) e2-small + ストレージ別

📌 Oracle Cloudの無料枠を除けば、同スペック帯では国内VPS(KAGOYA・Indigo)の方が安いケースが多いです。海外VPSは料金の安さよりも、API・エコシステム・グローバル展開といった付加価値で選ぶのが正解です。

🏆 用途別おすすめ

🆓 無料で始めたい → Oracle Cloud

ARM 4コア24GBメモリが永久無料。開発・検証環境はもちろん、軽量な本番運用にも十分なスペックです。ただし東京リージョンのARM A1は在庫が常に不足しているため、取得には根気が必要です。

💰 海外VPSで日本向け最安 → Vultr

$2.50〜と海外VPS最安クラス。東京・大阪の2拠点があり、日本向けサービスにも使えます。時間課金でAPIも充実しているため、自動化にも最適です。

☁️ AWS連携が必要 → AWS Lightsail

S3・RDS・Lambda等のAWSサービスと連携したいなら最適な入口。Lightsailで始めて、規模が拡大したらEC2に移行するパスも用意されています。

📡 CDN統合が重要 → Linode / Akamai

Akamai CDNとの統合が強み。グローバルにコンテンツを配信するWebサービスに向いています。転送量プール制で複数インスタンスの運用もしやすいです。

🔧 GCP連携が必要 → Google Cloud

BigQuery・Cloud Run・Firebase等のGCPサービスと統合したい場合に。VPS単体のコスパは高くないですが、GCPエコシステムの中で使うなら合理的な選択です。


📎 番外編:日本リージョンはないが知っておきたいサービス

⬜ DigitalOcean(最寄り:シンガポール)

英語圏で最も人気のあるVPSの一つ。チュートリアル・ドキュメントが圧倒的に充実しており、新しい技術を学ぶ際の参考資料として非常に優れています。$200の新規クレジットあり。

日本リージョンはありませんが、シンガポールからの遅延は約60〜80ms程度。海外ユーザー向けのサービスや、学習目的であれば十分な選択肢です。

🟥 Hetzner(最寄り:シンガポール)

ドイツ発の自社データセンター運営によるVPS。EU拠点ではEUR 3.49〜(約560円)で20TBの転送量込みという圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

欧米向けWebサービスの運用や、大容量ファイル配信など、日本向けでなければ最強クラスのコスパです。ARMプラン(CAX)はさらに安価です。


🤔 海外VPSを使うべきケース / 国内VPSの方がいいケース

🌏 海外VPSを使うべきケース

  • 無料で運用したい → Oracle Cloud Free Tier
  • グローバル展開 → 世界中にリージョンがあるVultr・Linode
  • AWS/GCP連携 → Lightsail・Google Cloud
  • Terraform/IaC中心の運用 → 海外VPSはAPI対応が標準
  • 海外向けサービス → 海外リージョンで低遅延提供
  • 学習・検証 → 時間課金や無料枠で気軽に試せる

🏠 国内VPSの方がいいケース

  • 日本語サポートが必要 → 国内VPSは全社日本語対応
  • 為替リスクを避けたい → 日本円固定料金
  • コンビニ・銀行振込で払いたい → 国内VPSは支払い方法が多様
  • 日本の個人情報保護法を厳守 → データ所在地を日本に限定
  • 同スペックで最安を求める → KAGOYA・Indigoの方が安い場合が多い

📝 まとめ

海外VPS 5社(+番外編2社)を比較しました。ポイントを整理します。

ただし、日本語サポート・為替リスク・支払い方法を考えると、国内VPSの方が合うケースも多くあります。前回の記事「国内VPS 6社徹底比較」と合わせて、自分に最適なVPSを見つけてください。

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