大手も本気!標準装備化が進むスマートホームの現在地を調べてみた

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最近、新築マンションや戸建ての広告を見ていると、「スマートホーム標準装備」という言葉をよく目にするようになりました。少し前までは、スマートホームといえばガジェット好きの人が自分で機器を買い揃えて、あれこれ設定する「DIY」のイメージが強かった気がします。

僕自身も興味はあったものの、「設定が難しそう」「どのメーカーを買えばいいのか分からない」と二の足を踏んでいました。でも、どうやら最近のスマートホーム事情は、僕が思っていたのとはだいぶ様子が違ってきているみたいです。

もはや一部の好き者のためのものではなく、電気や水道と同じような「住宅のインフラ」になりつつあるとか。一体何が起きているのか、現在のスマートホームの状況を調べてみました。

💡 この記事のポイント
  • ✅ 「後付け」から「標準装備」へ。大手デベロッパーが本気で参入中
  • ✅ 共通規格「Matter」の普及で、メーカーの壁がなくなってきた
  • 🔮 将来はAIが生活パターンを学習して「勝手に快適にしてくれる」家へ

もはやインフラ。「後付け」から「標準装備」への変化

かつてのスマートホームは、スマートスピーカーやスマートリモコンを個別に購入して後付けするのが主流でした。それが現在では、大手不動産デベロッパーやハウスメーカーが、設計段階からシステムを組み込む「標準装備化(ビルトイン)」が急速に進んでいるようです。

例えば、三菱地所レジデンスの「HOMETACT(ホームタクト)」や、三井不動産レジデンシャルの取り組みなどが代表的です。これらは単に「スマホで家電が操作できる」というレベルを超えて、住宅の基本性能の一部として統合されています。

特に首都圏の主要な新築分譲マンションでは、スマートロックはほぼ標準仕様になりつつあるとか。さらにミドルクラス以上の物件になると、給湯器や床暖房の遠隔操作機能も最初から付いているのが一般的だそうです。壁に埋め込まれた統合パネルで操作できたりして、見た目もスッキリしているのが「標準装備」の大きなメリットですね。

なぜ今、急速に普及しているのか?

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ここ数年で一気にスマートホーム化が加速した背景には、いくつかの理由があるようです。

共通規格「Matter」が壁を壊した

個人的に一番大きいと感じたのが、共通規格「Matter(マター)」の存在です。これまでは「A社のスマートスピーカーでB社の照明を操作できない」といったメーカー間の壁があり、これが導入のハードルになっていました。

しかし、2022年末にApple、Google、Amazonなどが参画する「Matter」が登場したことで、状況が変わりました。異なるメーカーの機器でもスムーズに連携できるようになり、デベロッパー側もシステムを選定・導入しやすくなった背景があるようです。

社会的ニーズと経済的メリット

もちろん、僕たちユーザー側のニーズも変化しています。共働き世帯が増えたことで、外出先から家電を操作したり、ロボット掃除機と連携させたりして家事を効率化したいという「タイパ(タイムパフォーマンス)」の需要が高まっています。

そして、切実なのが電気代の高騰です。単に便利なだけでなく、HEMS(住宅エネルギー管理システム)と連携して、電力使用を最適化して光熱費を削減したいという実利的な理由が、導入の大きな動機になっているようです。政府が推進するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の流れも、これを後押ししています。

市場規模は5,000億円へ。数字で見るスマートホーム

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この盛り上がりは、数字にも表れています。富士キメラ総研の調査(2023年発表資料に基づく予測)によると、日本のスマートホーム関連市場は拡大を続けており、2025年には約5,000億円規模に達すると予測されていました。2026年現在、この予測ラインに沿って順調に成長していると見られています。

特に伸びが著しいのが「住宅設備・システム」の分野だそうで、やはり「家そのもの」がスマート化していく流れは間違いなさそうです。

この先どうなる?将来展望:「操作する」から「AIが察してくれる」家へ

今はまだ、僕たちがスマホや声で「電気を消して」「エアコンをつけて」と指示する「受動的操作」が中心です。しかし、これからはAIがより深く関わってくることで、「能動的(自律的)制御」へとシフトしていくと考えられます。

例えば、AIが住人の生活パターンや好みの温度、さらには天気予報や電力需給状況まで学習します。そして、「そろそろ帰宅する時間だから部屋を暖めておこう」「今は電気代が高い時間帯だから、少し省エネモードに切り替えよう」といった具合に、人間がいちいち指示しなくても、自動で最適な環境を整えてくれるようになるでしょう。

ユーザーは「操作」という手間から解放され、ただ家にいるだけで快適に過ごせる。そんな「空気を読む家」が実現する日も近そうです。

他分野への応用アイデア

スマートホームで培われた技術は、家の中だけでなく、他の分野でも応用できそうです。mogucaのカテゴリに関連するアイデアを考えてみました。

【サーバーインフラ】データセンターの空調管理への応用

スマートホームにおけるきめ細やかな温度管理やエネルギー最適化の技術は、サーバーインフラ、特にデータセンターの熱管理に応用できるのではないでしょうか。

サーバーラックごとの温度センサーとAIを連動させ、負荷が高く熱を持っている箇所だけ局所的に冷却を強める。逆に負荷が低い場所は空調を弱める。このように、家全体の空調を最適化するのと同じ発想でデータセンターを管理できれば、膨大な電力消費を効率化できるかもしれません。

【ライブ配信】配信環境のワンタッチ自動セットアップ

ライブ配信をする人にとっても、スマートホーム技術は役立ちそうです。「配信モード」というシーン設定を作っておけば、ワンタップで環境が整います。

例えば、Matter対応のスマート照明をスタジオのような明るさに切り替え、防音のためにスマートカーテンを閉め、マイクにノイズが入らないようにエアコンの風量を自動で下げる。これら一連の準備作業を自動化できれば、配信者はコンテンツの中身だけに集中できるようになりますね。

まとめ

調べてみて、スマートホームはもはや「ガジェット好きの趣味」ではなく、「現代の住宅標準」になりつつあることが分かりました。

これから家を買ったり借りたりする場合、「どの程度スマート化されているか」「後から拡張しやすい規格(Matter対応など)になっているか」は、物件選びの重要なチェックポイントになりそうです。

もちろん、今住んでいる家でも遅くはありません。「Matter対応」のデバイスを選べば、メーカーの垣根を超えた連携が以前より格段に簡単になっています。僕もまずは、手軽なMatter対応スマートプラグあたりから試して、自宅のプチ・スマート化を始めてみようかと思います。

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