夜空を見上げていると、飛行機にしては速すぎるし、星にしては明るすぎる光の点が、音もなくスーッと横切っていくのを見たことはありませんか?
もしかしたらそれ、国際宇宙ステーション(ISS)かもしれません。しかも、その中には日本が作った実験棟「きぼう」も含まれているんです。あの光の中に、人類の科学技術の結晶が詰まっていると思うと、なんだかワクワクしますよね。
最近、SNSでISSが星空の中を一本の光の筋として横切る幻想的な写真を見かけて、「これ、僕にも撮れるのかな?」と気になって調べてみました。すると、意外にも手持ちの一眼レフカメラと、いくつかのポイントを押さえれば撮影できることが分かったんです。今回は、素人目線で調べたISSの捕捉方法と撮影テクニックをシェアします。
- ✅ ISSが地上から見える仕組みと「きぼう」の基礎知識
- ✅ スマホアプリを使った正確な捕捉方法と必須機材
- ✅ 一眼レフカメラでの具体的な設定と撮影ステップ
- 🔮 将来の展望と他分野への応用も考察!
ISSって何?なぜ地上から光って見えるの?
まず基本的なところから。ISS(国際宇宙ステーション)は、地上約400kmの上空を周回している巨大な有人実験施設です。アメリカ、ロシア、欧州、カナダ、そして日本などが協力して運用しています。その中で日本が開発したのが「きぼう」日本実験棟で、ISSの中でも最大の実験モジュールなんだそうです。
驚くべきはそのスピードで、なんと時速約27,700km。これはピストルの弾丸の約10倍の速さで、地球をたった90分で1周してしまいます。大きさはサッカー場とほぼ同じくらい。そんな巨大な建造物が、頭上をものすごいスピードで飛んでいるなんて信じられませんよね。
太陽光を反射して輝く「人工の星」
では、なぜ地上から肉眼で見えるのでしょうか。ISS自体が発光しているわけではありません。ISSは太陽の光を反射して輝いているんです。
ポイントは「タイミング」です。地上はもう夜で暗いけれど、上空400kmにあるISSにはまだ太陽光が当たっている、という条件が揃う「日の出前」と「日没後」の限られた時間帯にだけ、明るい星のように見えるんですね。条件が良いときは、金星や木星に匹敵するマイナス2等星クラスの明るさになることもあり、街明かりのある都市部でもハッキリと見つけることができます。
撮影の第一歩は「捕捉」から。便利なアプリを活用しよう

ISSはいつでも見えるわけではなく、1回の通過で見える時間は長くても数分間です。「いつ、どの方角から現れて、どこへ消えていくか」を正確に知ることが撮影の第一歩になります。昔は専門的な計算が必要だったみたいですが、今は便利なスマホアプリやWebサイトがあるので誰でも簡単に調べられます。
初心者におすすめのJAXA公式「#きぼうを見よう」
一番シンプルで分かりやすいのが、JAXAが提供しているWebサイト「#きぼうを見よう」です。自分のいる場所を選ぶだけで、「〇月〇日の〇時〇分頃、北西の空から見え始めます」といった具合に、目視予想情報を直感的に教えてくれます。まずはこれで次のチャンスを確認するのがおすすめです。
もっと詳しく知りたい場合は、「ISS Detector」というアプリも人気ですね。レーダー表示で方角が分かりやすく、通過時刻が近づくと通知してくれる機能も便利みたいです。
一眼レフで光跡を撮る!必要な機材と設定のコツ

肉眼で見るだけでも感動しますが、せっかくなら写真に残したいですよね。ISSは移動しているので、普通に撮るとただの点にしか写りません。SNSで見るような「光の軌跡」として撮るには、シャッターを長い時間開け続ける「長秒時露光」という撮影方法が必要です。
絶対に欠かせない機材たち
撮影には、マニュアル撮影(Mモード)ができるデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラが必要です。レンズは、広い範囲の星空と一緒にISSの長い軌跡を写し込める広角レンズ(焦点距離14mm〜24mm程度)が使いやすいようです。
そして、何よりも重要なのが三脚です。数秒から数十秒間シャッターを開けっ放しにするので、手持ち撮影は不可能です。少しでもカメラが動くと写真がブレて台無しになってしまうので、三脚は絶対に必要なアイテムです。あと、シャッターボタンを押す振動すら防ぐために、レリーズ(リモートシャッター)もあるとベストですね。
撮影設定の核心:ピント合わせが最大の難関
いざ撮影現場に着いてからの設定が勝負です。カメラは「M(マニュアル)」モードに設定します。ISO感度は街明かりの状況によりますが400〜1600程度、絞り(F値)は開放気味(F2.8〜F4.0くらい)に設定するのが基本のようです。
そして、僕が調べていて一番難しそうだと感じたのが「ピント合わせ」です。暗い夜空ではオートフォーカスが効きません。なので、レンズを「MF(マニュアルフォーカス)」に切り替えて、自分でピントを合わせる必要があります。
コツとしては、カメラのライブビュー画面を最大まで拡大表示して、遠くの街灯や一番明るい星を見ながら、ピントリングを慎重に回して光の点が一番小さくシャープになる位置を探ります。ここが一番の難関らしいので、通過時刻の前に余裕を持って準備しておきたいですね。一度ピントが合ったら、リングが動かないようにテープで固定してしまうのも手だそうです。
シャッタースピードは、ISSが見え始めてから見えなくなるまでシャッターを開け続ける「バルブ撮影」か、10秒〜15秒程度の撮影を連続して行い、後でソフトを使って合成する方法があります。初心者は後者の方が失敗が少ないかもしれません。
この先どうなる?宇宙がもっと身近になる未来
今、私たちはISSという巨大な実験施設を地上から見上げていますが、これからの宇宙開発はどうなっていくのでしょうか。民間企業による宇宙旅行が現実のものとなりつつある今、将来的にはISSのような施設がもっと増えていくかもしれません。
そうなると、夜空を見上げたときに、複数の人工衛星や宇宙ステーションが交差して見える、なんて光景が当たり前になる可能性もありますね。また、撮影機材の進化も進むでしょう。AIが搭載されたカメラが、ISSを自動で認識して最適な設定で追尾撮影してくれる、そんな未来もそう遠くないかもしれません。宇宙がもっと身近になり、誰もが気軽に宇宙とのつながりを感じられる時代が来ると思うとワクワクします。
他分野への応用アイデア
今回のISS撮影の技術や仕組みは、他の分野でも応用できそうです。mogucaのカテゴリに関連付けて考えてみました。
【Web制作】ISSリアルタイム追跡ウィジェットの実装
ISSの現在位置や軌道情報は、オープンなAPIとして公開されています。これを利用すれば、Webサイトやブログのサイドバーに「今、ISSは世界のどこを飛んでいるか」をリアルタイムで表示する地図ウィジェットを作ることができます。Web制作のスキルアップとして、API連携の練習課題にも良さそうですね。自分のサイトに宇宙の要素を少しプラスできるなんて面白いと思いませんか?
【ガジェット/ライブ配信】Raspberry Piで自動観測&配信システム構築
電子工作好きなら、小型コンピュータのRaspberry Piと高感度カメラモジュールを組み合わせて、ISSの自動観測システムを作るのも面白そうです。ISSの軌道計算プログラムを組み込み、通過時刻になったら自動でカメラを向けて撮影を開始する。さらに、その映像をYouTubeなどでリアルタイムにライブ配信すれば、自分だけの「お天気カメラ」ならぬ「宇宙カメラ」が完成します。機材とプログラミングの知識をフル活用した、やりがいのあるプロジェクトになりそうです。
まとめ
今回は、ISS「きぼう」をスマホで捕捉し、一眼レフカメラで撮影するための基本的な知識とテクニックについて調べてみました。
時速約27,700kmで飛ぶサッカー場サイズの実験棟が、太陽光を反射して輝いている。その事実を知った上で夜空を見上げると、ただの光の点も違って見えてくる気がします。撮影には三脚やマニュアル設定など少しハードルはありますが、アプリを使えば捕捉自体は簡単です。
まずは次の晴れた日の夕方、JAXAのサイトで時間を調べて、自分の目で「きぼう」の光を探してみることから始めてみてはいかがでしょうか。僕もまずは肉眼での観測に挑戦してみたいと思います。

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